もはや100人待ちは当たり前と言われている特別養護老人ホーム。
終身施設でありながら安価である事が人気の理由の一つだと考えられています。
しかし、それでも「経済的に難しい…」「特殊な疾病や医療ニーズがあるから…」と諦めている人もいるのではないでしょうか?
そんな皆様に向けて以下の3つの入居確度をあげる3つの戦略をご紹介します!
①介護保険負担限度額認定証を取得しよう!
②特養併設のデイやショートを定期的に使おう!
③自身のニーズに対応する施設へ申し込もう!
①介護保険負担限度額認定証を取得しよう!
「施設に入るにも経済的に難しい・・・」そう思われている方は負担限度額認定証の取得を検討しましょう。
これは「1割」「2割」「3割」という「負担割合証」とは別物です。
「第1段階」~「第4段階」までに分かれる、誰もが手にする「負担割合証」とは異なり、別途、申請をしなければもらえない認定証です。
世帯の年間所得や預貯金等の資産状況に合わせて、施設入居時の毎月の負担額が減額でき、生活保護受給者が対象の「第1段階」手前の「第2段階」でも月6~7万円程度にできます。
同居世帯の場合は、所得を低くする為に世帯分離も有効ですが、国民健康保険等の場合、保険料が倍になったり、勤め先での家族手当減額等のデメリットもあるので慎重に行いましょう。
限度額認定証の申請は、早ければ即日、かかっても1週間程で認定証が手元に届きます。
使用できるのは、特養、老健、介護医療院といった公共性の高い施設群で、民間の有料やグループホーム、サービス付き高齢者向け住宅では使えません。
負担限度額認定証の申請要件や申請方法は各市町村のホームページをご参照ください。
②特養併設のデイやショートを定期的に使おう!
施設へ入る前には、必ず「判定会議」というものが開かれます。
その際、ご自身の事を知っておいて頂くのとそうでないのは、結果が異なってしまいます。特に特殊な疾病や医療ニーズをお持ちの方で、将来、施設入居を希望されている方は、定期的に希望する施設が運営するデイサービスやショートステイを利用してご自身の事を知っておいてもらいましょう。
「判定会議」に用いられる文字情報だけだと強く残る印象は利用者自身ではなく「疾病」や「障害」という受入れに際しての不安要素に映ってしまいます。施設併設のデイサービスやショートステイを日頃から使っておくことで、職員と顔見知りになり、そういった事態を予防できます。
また、ご自身も施設の様子を知っておく事で安心して生活の場を移していく事ができます。
③自身のニーズに対応する施設へ申し込もう!
特殊な疾病や医療ニーズがあると、対応可能な施設とそうでない施設があります。
例えば横浜市では5つの施設に一度に申し込みができます。
しかし、受入れ不可の施設を5つ希望して申し込みをしていてもいつまでも入居する事はできません。
施設は受け入れ可能な疾病や医療ニーズを上大岡の「特別養護老人ホーム入所申込受付センター」へ登録しています。
電話や訪問で窓口へ問い合わせをし、どこなら受け入れ可能なのか確認をし、自身の医療ニーズや疾病に対応可能な施設を5つ選んで申請をしましょう。
既に申請を出されている方も変更をすることが可能です。
提出された申込書は毎月25日に更新され、各施設の担当者がシステムを通して確認する事ができるようになっていますので、提出するタイミングの1つの目安にしましょう。
また、登録はされていても各疾病への対応実績の有無は別ものですので、紹介された施設へ問い合わせ、対応実績や体制については電話等で確認しましょう。
その他、「早く!」とか「エリアを広げて!」とか「こまめに情報収集を!」といった内容については、多くのサイトでも書かれているので、そちらをご参照ください。